製品詳細
バイオスポンジ
有機物を分解するバクテリアの最適な居住ろ過材としてバイオスポンジを紹介します。
強制濾過、ドラムフィルター、フィルターマット、ブラシなどでは有機物を分解することは出来ません。
眼に見えるエサの食べ残しや鯉のフンなどは、取り除くことは出来ますが、その他の有機物
例えば鯉が24時間剥がしている粘膜、植物プランクトン&動物プランクトンの死骸、微生物の死骸、
24時間出している尿、エサから溶け出しているタンパク質などは唯一バクテリアだけが出来るのです。
フィルターマットやブラシとこのバイオスポンジの大きな違いは
「バイオフィルム」が形成出来るか?出来ないかの違いです。
バクテリアが唯一住み着くことが出来るのがこのバイオフィルム
内部なのです。
バイオスポンジの原料は、このバイフィルムが形成しやすい材料を研究し開発された製品で
特殊スポンジなのです。
「バイオスポンジ」は、バイオフィルム理論に基づいて開発されました。
紫外線や水に浸けても型崩れしない構造でバクテリア定着率の高い材質で
汚水が上下左右とゆっくり流れるように正方形のサイコロ状で
サイコロ内部にも汚水が流れるように設計されています。
バイオスポンジとBacto powerの最強タッグで水質管理は万全です。
素晴らしい鯉を育てるためには水質が一番重要です。
錦鯉業界で長年愛用されているフィルターマットやブラシなどはただ単にゴミを
溜めるだけでやがてヘドロになります。
「ヘドロ生産ろ過材」と言っても過言ではありません。
ヘドロとは、有機物の腐ったもので水質悪化の元凶で当然pHも下がります。
材質的にバクテリアが住み着くことが出来ないものですから致し方ありません。
まさしく「ヘドロ生産ろ過材」です。
みなさん想像して見て下さい。
そのヘドロを通った水は鯉が生育している池に戻されます。
おまけにヘドロは「病原菌生産工場」ですので鯉が病気になる確率が
上がってきます。
身近の例で言えば台所の三角コーナーなどがそうですが
水切りのために一時的に生ごみを三角コーナーに入れますが、夏場気温
の高い時などすぐに腐り始めて異臭を放ちます。
まさしく三角コーナー=フィルターマット、ブラシなのです。
ゴミをためるもしくはせき止める仕事しかできません。
水質浄化は無理なのです。
ろ過とは本来ゴミを溜める物理ろ過。
次にゴミをバクテリアにより分解する生物ろ過。
この2つを評してろ過と言います。
生物ろ過がうまく機能していない不完全ろ過を数多く見てきましたが
バクテリア無くしてろ過とは言えません。
簡単にバクテリアが機能していない池を見分ける方法があります。
泉水池の水面に白い泡があればバクテリアは機能していません。
病気になる危険性の水であると言えます。
水温、水質にもよりますが通常3~5日くらいで活性率が高くなります。
ただし、環境が合えば持続しますが環境が良くなければ活性は低下します。
出来れば1-2週間後再度同等量投入することをおすすめ致します。
(もし、効果があれば後の投入量ははじめの半分程度で効果が増大するはずです)
当社実験データでは亜硝酸塩、アンモニア共に1週間で減少することが確認されています。
その結果藻類の発生は減少し、見た目にも、飼育生物にも好ましい環境を作ることができます。
病気の発生について
鯉が、病気になる理由はやはり人間と一緒で急激な環境変化、劣悪環境での生活、汚れた水質での生活等。
一般的に、エロモナス病は伝染するものと言われていますが、本当のことでしょうか?
私の個人的な見解では、エロモナス菌とカラムナリス菌は水槽内の常在菌で有り、水槽内の生態系のバランス
が崩れたときや免疫力が落ちたときに猛威を振るうものと考えています。
多くの場合、複数のストレスが池内で同期した際に発症する事が多く、コイの稚魚など体力の無い個体は
発病したら最後、死に至ることがほとんどです。
考えられる一般的な病気発症の原因としては
1.飼育水が適応水質ではない。
2.飼育者の見当違いの飼育法によるもの。
3.急激な水質変化(いわゆるPHショック)による発病(野池から泉水池に移動した場合等)
4.アミですくわれたことにより粘膜が、はがれた時。
等の原因が挙げられます。
●対処法としては
1.コイにとって最良の水質の水(充分にバクテリアの活性した、魚にとっての良質な水)をキープする。
2.池のキャパシティーに見合った濾過器とロ材を使用し、水換えは最低限のスパンで水質を維持できるようにする。
エロモナス、カラムナリス両病とも、持ち込む病気ではなく移動、水換え等の環境の急変により二次的
に発病するものなのでいずれにしても、池やろ過器のキャパシティーに見合った魚数や適正環境の
維持さえ良好に行われていれば病気の発症は頻繁に起きるものではないはずです。
話す事の出来ない魚の悲鳴を出来るだけ聞いてやらなければなりませんね!
●鯉に悪影響とされるアンモニア、亜硝酸塩とは人間で例えるとどんな感じでしょうか?
それでは人間に例えて分かりやすく説明していきます。
親友4人と真冬のアラスカへドライブに行きました。
外気温はマイナス20℃で窓を開けると全身が凍ってしまうほどの寒さです。
運転者と助手席の友人は、ヘビースモーカーで車をスタートするといきなりプカプカと
タバコを吸い始めました。
すると車内は途端に煙たくなって特にタバコを吸わない後部座席の友人は息苦しくなって
窓を開けようとしましたが、窓が凍結して開かなくなってしまいました。
それから前の友人二人は延々と煙草を吸っていましたが、さすがに前席2人も息苦しくなって
むせて呼吸が苦しくなってきました。
まさしく東京駅の新幹線ホームや空港の喫煙ルーム状態になってきました。
そんな状況下で3度の食事を摂り睡眠を取らなければなりません。
食べる気分は完ぺきに失せてすぐにでも車内から逃げ出したい気持ちになりました。
こういった状況下では必ずや4人は病気になる危険性が非常に高くなります。
鯉の池においては例えば強制濾過やドラムフィルターを付けて水がきれいになったと人間は気持ちよく思うでしょう。
しかし鯉のサイドに立って考えてみると水はきれいになったが、この息苦しさは何なのだ?!
実は水が透明にきれいに見えるだけで水にはアンモニア、亜硝酸塩(タバコの煙)があふれていたのです。
鯉も今すぐにでもこの池から逃げ出したと非常に思っています。
エサなども食べたくないと思っていることでしょう。
こういった水にいくらミネラルプラスやヘルシーアップを使用しても何ら効果を得ることが出来ないのです。
風邪をひいて点滴を打ちながら真冬に庭で寝ているのと同じことです。
バクテリアは鯉の生命維持装置と同じでバクテリアのいない池で鯉の飼育など出来ません。
使用方法
洗浄不要です。
水量1トンに付1~2袋を目安に使用してください。
☆「バイオスポンジ」の中には、多品種のミネラルを含んだ天然鉱物が入っています。
このミネラルが、徐々に池に溶け込んでいきますので水も活性化されていきます。
設置方法
トリカルネット(格子状ネットであれば別にかまいませんが、格子目のサイズは大き目が良い。
もし格子目が小さいと水の通りが悪い。)
バイオスポンジは1段でも2段でも良い。
トリカルネットの縦横サイズはろ過槽サイズに合わせる。
上記写真を「1ユニット」と呼ぶ。
この1ユニットをろ過槽に何段かに設置する。
さらに上記のように半分にし、インシュロックで固定すると
バイオスポンジの袋を痛めることなく乱雑に扱っても破れません。
またメンテナンスするときにも便利です。