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2016.09.07
HOLLAND KOI SHOW 2016-4

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海外に行くと改めて感じる事は日本の水が美味しい事!
でもその安全でおいしい水が魚類を飼育する際に弊害となっているかもしれません。
日本人の子供が金魚を飼育する際に「水道水のカルキを抜けばいいんでしょ!」と
当然のように答えるでしょう。
でも例えばドイツの子供であれば「どんな水を用意すれば良いの?どこで買えば
良いの?」と質問する事は、30年前ドイツに視察した際に経験したことです。

ですから日本人が水の対してある意味無頓着なのは分かります。
目に入る情報で全て判断します。
即ち「水が透明だから大丈夫!鯉も元気だ!」となるのです。

しかし先ほど紹介したドイツにおいては目に入る情報はあくまで表面上であると
常に考えています。
水の分析をして初めて魚が飼育出来る水かどうかと考え常に水質検査を怠りません。

イオンレベルで言えば日本の水道水より茶色に汚れたイメージのあるアマゾン川の
方が実はキレイなのです。
皆さんも常に水質検査を行ってください。

ヨーロッパの方たちの水質に対するレベルが高いのも当然であると言えます。
ですからShinsuke製品が急速に広まってきていると言えます。

最後に「硬水」に関して少し説明しておきます。
日本の水は「軟水」ヨーロッパの水は「硬水」
軟水と硬水の違いは?
カルシウムイオン、マグネシウムイオンが少ないのが軟水、多いのが硬水。
硬水だと何故いけないのか?
錦鯉の粘膜が溶けて剥がれていくからです。

従って病原菌が皮膚の中に侵入しやすくなるのです。
また粘膜が異常に溶けていくので錦鯉にとっては「緊急事態」でせっせと新しい
粘膜を作る作業により体力が消耗して容易く病気になりやすくなります。
ですからサイトにもありますが「カキガラはカルシウムとマグネシウムで形成されて
います。」
池で発生する酸によりカキガラが溶けて硬水になるのです。
もし使用する際は定期的に「硬度」を調べてください。
ちなみにpHが下がりやすい環境とは濾過槽にバクテリアが不足しているからです。

カキガラについては当サイトの「カキガラ使用について1~4」を参照して下さい。

今回ヨーロッパに行く際にこの「硬水を軟水にするマジックパウダー」を持参し
実験しましたら非常に良い結果が得られました。
来年度にはヨーロッパにて発売出来るものと思います。
この製品によりヨーロッパの業者、愛好家の錦鯉に艶テリ、色が良くなることは
確実です。
日本からドンドン良質な鯉がヨーロッパ市場に輸出されてくると確信しております。

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