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2022.07.15
Bacto Powerと芽胞について-1

Bacto Power (1)

ある日お客さんからの電話でBacto Powerの説明をする際に次のように説明しました。
「Bacto Powerは日本の高い微生物技術を用い制作した物で他社製品とは違います。
純粋培養担持凍結乾燥品です。
水温、水質にもよりますが通常3~5日くらいで活性率が高くなります。」

電話を切った後に病原菌の「芽胞 (がほう)」の事を思い出しました。
Bacto Powerのバクテリアはいわば瞬間的に凍結した後に乾燥させて
完成しています。
いわゆる「仮死状態」になっています。
その為にろ過槽に入れるとむくむくと蘇り活性化するまでに2~3日くらい
かかります。

一方「芽胞 (がほう)」とは?
病原菌が増殖に適さない環境になった時に形成する耐久性の高い細胞構造となり
熱・薬剤・乾燥などに抵抗力を示し長期間休眠状態を維持します。
そして増殖に適した環境になると発芽して菌体に戻ります。

その為にも病原菌の住みかであるヘドロを消滅させれば病原菌の存続はかなり
難しくなります。
でも決して無菌状態を意味するのではありません。
念のために言えばこの世に空気中でも水中でも無菌状態の環境はありません。
私は殺菌灯無用論者ではありませんが、殺菌灯を使用しても無理です。
ただ単に軽減させるだけです。
要するに100%殺菌することは出来ないのです。

もしヘドロが多く存在するろ過槽においては、多くの病原菌は「芽胞
(がほう)」という形で水中を漂い一部の芽胞は 鯉のエラから侵入して体の中に
入り込み病気へと繋がります。

English Summary
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