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- 2018.06.15
- 5,000,000円の錦鯉が購入出来る自信
もの凄いタイトルとなりましたがヨーロッパの方2人が実際に購入し自宅の池で飼育されているお話です。
多くの錦鯉愛好家も一般の方も水の中で生活していないので水の中の環境と言うものに認識不足が普通です。
皆さん自身が体験すればこれほど簡単な事は無いかもしれません。
そういう私もエラで呼吸したことないしpHにより粘膜がどういった刺激や影響を受ける事も分かりません。
しかしpHが低かったり高かったりまた硬度の高い硬水の水であれば確実に粘膜の質は落ちて身体の表面がガサガサになり光沢も失う事は分かります。
それではスタートします。
2人はドイツ人とベルギー人です。
2人ともアクアショップでたまたま錦鯉を見たのがキッカケで錦鯉飼育が始まりました。
もともとヨーロッパの方は、東洋文化、特に日本文化に興味をお持ちです。
日本文化と言えば「日本庭園と錦鯉、盆栽」
そして庭造りをし池造りをして念願であった錦鯉を購入出来たのですが,2~3ケ月もしないうちに病気になり全滅となりました。
そして再度少し安めの錦鯉を購入するのですがやはり病気になり全滅させました。
その間色々な錦鯉を取り扱っているショップで質問をするのですがショップにより説明がまちまちで兎に角翻弄されてしまったそうです。
これが最後と思い一番安い錦鯉を購入してチャレンジしましたがやはり全滅させたそうです。
しかし錦鯉への思いが強くあきらめることは出来なかったようでインターネットや他の錦鯉愛好家から2人にとってオランダの錦鯉専門ショップを紹介されたそうです。
ちなみにこのドイツ人とベルギー人は知り合いでもなく同じ時期にオランダの錦鯉専門ショップに行かれていたそうです。
そこで錦鯉専門ショップ社長の説明に両名とも驚愕の事実を知らされたのです。
それは「バクテリア」の事です。
オランダの社長は「バクテリアが水をきれいにしているから錦鯉は健康で病気に対する免疫力も上がるのです。」と話されたそうです。
「何だ!そのバクテリアと言う代物は?」と質問をされると社長は実に丁寧にノートに生物ろ過の重要性を分かり易く
説明をされたそうです。
両名は最後の望みとしてこの社長の言う事を最後にしようと考え取り組んで行きました。
確かに本質を知ればさらなる希望とテーマが見えてきて嬉しくなりますよね!
そして彼らは、未来への光明とも感じたそうです。
当然ながらバイオスポンジを設置してBacto Powerをバイオスポンジに振り掛けてまずは水質浄化はうまくいくようになりました。
その後ミネラル補充、血液の循環を助ける「ミネラルプラス&ヘルシーアップ」を購入されました。
両名とも水質のコントロールがうまくいくので更に深く錦鯉を愛するようになりました。
何しろ成長も色艶も良くなるし何しろ全く病気に罹らなくなりました。
錦鯉にとって水質が如何に重要であるか、飼育管理をちゃんと行えばすべてうまくいくとの自信を持たれたそうです。
その後2人はそれぞれ¥5,000,000の紅白と昭和三色を購入されたそうです。
生き物ですから何があるか分からないけどうまく飼育出来るという自信は確実に持たれたようです。
現在は全て自宅の池で飼育管理されておられるそうです。
私が新潟出張の際にたまたま同じホテルに宿泊していて向こうから「ハイ!山村さん」と声をかけてきたのが
ベルギー人の彼でした。
Shinsuke社ホームページの動画を何度も見て勉強されていたので私の事に気づかれたそうです。
何と彼は業者の方と「鯉ハント」のためにわざわざ日本に来られたそうです。
「もの凄くエキサイトしているし今回も非常に質の良い錦鯉を購入したよ!本当にあなたには感謝しかない」と言われましたがサポートしてくれた錦鯉専門ショップの方のおかげですよと伝えました。
それから私の中でまだ確信はないけどとお断りして次のようなアドバイスも致しました。
「pHが高いと赤色が、ダメージを受ける。
そしてpHが弱酸性だと成長が良いと思います。
錦鯉にとって最適なpHは、6.8-7.3が、理想のような気がします。」
「泉水池にはミネラルも足りないし酵素はほとんど無いのでEnzyme Strongを使用してみたら。」
「紅白の紅は弱酸性から中性で墨系は弱アルカリだと思う。」
「日本の野池でも泥質の野池は紅白に最適で小石が多い野池は墨系が良いですよ。」
「やはり野池の泥質は弱酸性になり易くイオン交換するからでしょう。」
「しかしこれらの事はあくまでの想像ですので色々と試行錯誤して下さい。」と伝えると彼は私が話した内容を持参した手帳に早速メモしていました。
そして彼はちゃんとノートとパソコンに水質データや水の情報などを日々書いているそうです。
「試行錯誤をしていると新しい認識が生れて来るから非常に日々楽しい。」と本当に嬉しそうに話されました。
その眼は純粋に嬉しく輝いていました。
私の中でも貢献出来た喜びが湧いてきました。
前を向いている人は必ずや素晴らしい結果を得ると思うし後ろ向きな人は良い結果を得る事は難しいと思います。
何事にも考えてチャレンジする事が大事であると思います。
その為にもまずは水質検査からスタートします。
非常に簡単な事ですから!