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- 2015.10.23
- 鯉が喜ぶ環境について
pH | バクテリア活動 | バクテリア | 病原菌 | |
環境A | 安定している | 活発に活動 | 非常に多い | 少ない |
環境B | 不安定 | 活動が弱い | 少ない | 多い |
※バクテリア・・・硝化バクテリア
簡単な表ではありますが、こうして見ると意外と分りやすいですね!
答えは「環境A」ですね!
「バクテリア」と「病原菌」の項目を見ると意外なことが分ります。
バクテリアが多いと病原菌は少ない。
バクテリアが少ないと病原菌は多い。
何故か反比例していますね!
バクテリアが、正常に適正な数だけ活動することにより全ての有機物を分解するので
ヘドロが非常に少ない。
ヘドロは、病原菌製造工場ですからヘドロが少ないと言う事は、病原菌が少なく
なります。
病原菌の密度(濃度)が少なければ病気になりにくい。
なにより水質が良いので病気に対する免疫力が高いし、おまけに病原菌の密度(濃度)
が低いですので当然病気になりにくい環境になります。
人が多いところに行けば「風邪」をもらう可能性が高く田舎へ行けば行くほど
「風邪の菌」に出会う可能性は低くなるのと良く似ています。
すべての有機物を分解するのでpHも安定。
pHは、6.8~7.2の間の数値が一番安定。
成長も早いし色艶も良い。
pHが、下がるとバクテリアの活動が鈍り多くのバクテリアは死滅する(pH4など)
そうなると水質が悪くなり餌喰いも悪くなり成長も鈍化する。
一部業者の方は、病気予防のために薬品を使用されていますが薄めに薬品を使用しても
エラには、相当なダメージがあります。
ダメージを受けたエラにより呼吸をする事は鯉にとって相当苦痛であり体力を消耗
します。
体力消耗⇒免疫力低下⇒病気発生
上の表で分るように薄めの薬品投与でもバクテリアもある程度死滅します。
バクテリアの数が減れば⇒病原菌の数が増える。
確かに薬品投与により病原菌は少なくなるとは思いますが、バクテリアも死滅します
のでやがて水質が悪くなってきます(病原菌にとっては最適な水質)
鯉のためを思い善意でやっている事が、逆に鯉を危険な環境に仕向けているのです。
何度も言っていますが、病原菌のいない水は、自然界にはありません。
例え南洋のあの綺麗なブルーに輝くビーチの海にさえ病原菌はいます。
ですから出来るだけ病原菌の住みにくい水質を作ることが、鯉が病気になりにくい
近道なのです。
バクテリア(善玉菌)が多ければ病原菌(悪玉菌)は、少なくなります。
鯉のためにバクテリア、水質安定のためにバクテリア、病気予防にバクテリア!
そうです!
病気予防にバクテリアなのです。
意外ですが、これが世界最高の「病気予防薬品」です。
これからは「病気予防にバクテリアの時代です」
我々でも風邪予防のために毎日風邪薬を飲んでいると胃を痛めてしまいます。
それなら毎日バランスの良い食事をしたほうが、断然風邪予防になります。
薬品投与する前に思い出してください!
病気予防バクテリアの事を!