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- 2016.03.12
- 飼育環境-3
前回に続いて説明していきます。
皆さんお分かりのようにこの大型掃除機が池で言えば「ろ過槽」にあたります。
そして一番重要なことは如何に多くのバクテリアを住ませておくことが出来るか、
如何に高機能の働きをするバクテリアを選択するかが一番重要なことです。
ここでもう少し詳しく説明しますと水を汚す原因は主に「エサ」「魚の排泄物」
そして「鯉の粘膜」です。
これらたんぱく質など(尿はアンモニア)を従属栄養細菌が、アミノ酸⇒アンモニア
⇒亜硝酸塩⇒硝酸塩(最終物)
簡単に書けば有機物⇒アンモニア⇒亜硝酸塩⇒硝酸塩となります。
有機物が好きな細菌、アンモニアが好きなバクテリア、亜硝酸塩が好きなバクテリア
が、ろ過材の中に住みつきそれぞれを食べて(分解)して生活しているのです。
このバクテリアがいることで水の浄化が進み水質がきれいに保たれているのです。
バクテリアの数を安定的に維持できる居住区が非常に大事な事です。
結論から言えば「フィルターマット」「ブラシ」では、バクテリアにとって快適な
居住区にはならないのです。
いくら高機能のバクテリアをろ過槽に投与しても住み着くことは無く、洗い流されて
死んでいってしまうのです。
ですから最適なろ過材を使用する必要性があるのです。
「バイオスポンジ」は、バイオフィルムといわれるバクテリアの住みかとなる
空間形成に優れた製品です。
ついでに説明しておきますがセット初期などにまだ従属栄養細菌がろ過槽内で繁殖して
いない場合に水が白濁する場合がありますが、その際に光合成細菌(PSB)などを使用
する一般ユーザーの方がおられますが、これは悪影響になりますので止めて
いただいた方が良いと思います。
従属栄養細菌と光合成細菌(PSB)の優位性は、明らかに従属栄養細菌が強い菌なので
光合成細菌(PSB)は死滅します。
ろ過槽に入れる端から汚れ物(有機物)になるだけで即ち水が汚れるだけですし
光合成細菌は何しろ酸素が無い状態でないと生きて行けない菌なのです。
酸素がある環境下においては死にます。
最後に「亜硝酸塩が発生すると何故エサ喰いが悪くなるのか?」について
説明いたします。
亜硝酸塩が発生するとなぜ魚は死んでしまうのか?
これは体内のヘモグロビンと亜硝酸塩が結び付き酸素を取り込め無くなるからです。
このことで、ヘモグロビンは酸素の代わりに亜硝酸塩を細胞へ運んでしまうため
酸欠で特に体力の無い稚魚などは死んでしまうのです。
ちなみにアンモニアで魚が死んでしまうのは、脳神経に異常をきたすためです。
どちらにせよ危険な状態でエサを食べられる状況ではないと言う事です。
「銘魚は当歳で決まる!」と言われていますがこの言葉の裏には成長著しい時期に
如何に良質な水質で鯉を成長させるかという先代の知恵を含んだお言葉だと思います。
少し意味合いが違いますが「三つ子の魂百まで」に似たお言葉だと思います。
「Bacto Power」「バイオスポンジ」を発売して4年も満たないですが、
多くのお客様からお褒めのお言葉を頂いております。
私も従来にない高品質のBacto Powerと高機能性に富んだバイオスポンジに満足
しております。
まさしく「バクテリア革命」「ロカザイ革命」と言っても大げさではないと思います。
当社のブランドコンセプトであります「理想の環境で美しいコイをさらに美しく」を
更に高め理想的な錦鯉飼育環境を追求した製品を提案していきます。
下記にお客様からの喜びの声を列記しておきます。
「水の透明度が抜群に良くなった。」
「定期的に予防薬を入れていたが、今はまったく入れなくても良くなった。」
「水面の泡が見事に消えた。」
「アンモニア、亜硝酸塩が、計測出来なくなった。」
「臭いヘドロが無くなりました。」
「ろ過材の掃除の回数が、大幅に減りました。」
「コケの発生が、かなり少なくなった。」
「餌喰いが、抜群に良くなった。」
「鯉の成長が大変早くなった。」
その他多くの喜びの声を頂いております。