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2016.03.18
飼育池の管理方法-1

Bacto Power (2)

本題の飼育池の管理方法を説明する前に「バクテリアをいつどれ位使用したらよい
か?」との質問を良く受けますので下記に説明いたします。

使用開始時に10g/トンをろ過材(バイオスポンジが最適)に振り掛けるように
投入して下さい。
その後月に1度5g/トン使用してください(状況により使用頻度を調節してください)
何故ならば水の中の環境は、絶えず変化していますのでバクテリアも急激な
環境変化に負けるものもいるからです。

Bacto Powerに配合されているバクテリアは、純水培養担持凍結乾燥品でいわゆる
仮死状態で製品化されています。
水に触れる事で水温にもよりますが3~5日位で活性化(生まれる)されてろ過材に
住み着き始めます。
何度も言うようですけど必ずバイオスポンジを使用して下さい。
その生まれた環境が、バクテリアにとって新しい環境です。

例えば湿度の高い高温のジャングルであったり、猛吹雪の北欧であったり、
高度4000mの高地などでそれぞれ生まれた人間と同じで生まれた場所が、
新しい環境なのです(これを生物の適応と言います。)
その生まれた時の環境が、バクテリアにとっては全てなのです。
我々人間でもいきなり高地に行けば高山病になるようにバクテリアも同じように
環境変化には弱い生き物です。

人間が暮らしている平地であれば気温、湿度が違う程度ですが、鯉にとっては水温、
PH,硬度、鉄分濃度・・・等々水に含まれる多くの成分種類により我々人間が想像する
以上に水中の世界では影響される条件が多いのです。
昔の人は「よその土地で生水を飲むな!」と言っていましたが、我々人間でも地元の
水に体が慣れているのです。
実際によその土地で水道水を飲んでも体の調子を壊す人がいるくらいです。

その為に月に1度5g/トン使用して下さい。
ただし水温が高い時期などには1~2週間に一度使用してください。
過槽を掃除した後などには必ず使用してください。
また薬品使用後にも使用すれば立ち上がりが早くなります。

毎月決められた日に必ずBacto Powerを投与しましょう!
ヘドロが消滅して水面の白い泡もなくなりますし水の透明度も上がります。
水面の白い泡が出た場合は、ろ過が負けています!

English Summary
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