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2024.08.02
錦鯉ブランドについて-5

バイオスポンジとバクテリア

生産者「ろ過槽をきれいに掃除してもしばらくするとこうなるんです。
どうしてこうなるのか意味不明です。
水換えを多くしたり新水を毎日入れても同じことです」
山村「バクテリアがいないからろ過槽内に溜まった餌や糞が分解されないのです。
分解は必ずされないと水は破壊されます。
掃除機で吸って溜め込んだ生ものが腐る感じです」

生産者「溜めるだけではいけないんですか?池の水は浮遊物も無く綺麗になりますけど」
山村「当初見た目は浮遊物が無くきれいに見えますが、徐々に水面に白い泡が浮きはじめ水の透明度が悪くなってきます。

白い泡は”たんぱく質”で透明度が悪いのは「雑菌」のせいです」
生産者「チンプンカンプンです。理解不能です」
山村「とりあえずメモしてください。だんだん理解して見えてきてそして楽しくなって来ますよ!」生産者「信じてメモします」

山村「錦鯉のエサの成分は大きく分けてタンパク質、脂質、炭水化物で出来ています。
糞も同様です。
脂質、炭水化物は微生物により水と二酸化炭素に分解されますので覚えて欲しいのはタンパク質だけです。
このたんぱく質の多くは錦鯉が腸から吸収しますが、一部糞としてろ過槽に流れます。
食べ残したエサもろ過槽に流れてきます。
そうですタンパク質がやって来ました。

やってきたタンパク質はバクテリアにより分解されないと腐敗していき最後はヘドロになります。
そうあの臭いにおいを出すヘドロになります。
このヘドロが曲者です。
そして病原菌製造工場にもなるんです。
ここまで理解出来ましたか?」

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