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2024.07.19
錦鯉ブランドについて-3

東京大会 (5)

先ずはいつも通り物理ろ過(粗ごみをこし取る、溜めるろ過方法)を説明していきました。

山村「錦鯉の食べ残したエサや糞そして見えにくいけど粘膜などをろ過する方法を
物理ろ過と呼びます。
家庭にある掃除機だと考えてください。
掃除機の中に溜めるだけ溜める感じです。
物理ろ過に関しては一般知識で理解しやすい事ですからほとんどの方はクリア出来ます。
ただし錦鯉の粘膜にはびっくりされる方が多いのですよ。

そんな時は我々人間の生きている皮膚を例に説明します。
皮膚にも寿命もあり約4週間余りで死んでいきます。
所謂角質と呼ばれるものです。
角質は外部の刺激から肌を守り肌の水分が蒸散するの防ぐ重要な役割を持っています。
この角質が果たしている役割のことを肌の「バリア機能」と呼びます。

錦鯉に角質があるのかどうか私も知りませんが、多分同じように表面にある粘膜も人間のように
角質の働き所謂バリア機能をしているものと思います」

生産者「粘膜がそういった働きをしているとは?」
山村「そうですね、進化の過程でそういう働きを持つようになったんですね。
粘膜を形成する粘液は病原虫を固めたり洗い流したりする成分を作り出しています。
ですから粘液細胞の働きを良くするためにも水は大事な事なんです。
後から説明するミネラルもこの粘液細胞に関わっています」

English Summary
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