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- 2024.11.08
- 錦鯉ブランドについて-18
山村「広島の水道水が導電率80マイクロジーメンスで新潟の野池で導電率数値が低い池では
40マイクロジーメンスと非常に綺麗な水もありました。
アマゾンの茶色に濁った水が20マイクロジーメンスであるのには30年前だったかテレビで見た時には
非常に驚きました」
生産者「見た目では分からないという事ですね?錦鯉ではどれ位の数値が良いのでしょうか?」
山村「100マイクロジーメンス以下が良いと思います。
生物ろ過が機能していない泉水池によくある事なんですけど餌などの有機物が無機物に分解されないので
エサなどの成分が水に溶けてリン酸などを溶かしていきます。
そうすると藻類がこのリン酸や硝酸塩を栄養として大繁殖していきます。
瀬戸内海の赤潮のようになります。
例えば藻類の一部である植物プランクトンが大繁殖してきます。
生あるものですから死んでいきます。
有機物の死骸がどんどん増えていきますのでネズミ算的に水が汚染されていきます」
生産者「バクテリアが有機物を分解できないのでいや言い方が悪いですね、バクテリアがほぼいないので
有機物から溶け出していき水を汚染していくという事ですね!
少し見えてきました。
限りなく水はきれいであれば良いという事です?」
山村「でも綺麗であればあるほど魚類の種類によっては環境が合わないものもいます。
例えば総硬度が高目の水に生息しているアフリカに生息しているアフリカンシクリッドなどの
生息している湖などはカルシウウム分が非常に多い岩石で形成された湖なので導電率は
高いのです。
生物は生きていくために変化していく環境に耐えるために進化をし続けているのです」
生産者「錦鯉でも色んなバリエーションが生れてくるのも同じことかもしれません」