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- 2024.11.01
- 錦鯉ブランドについて-17
次は「硬度」の説明をした時の会話です。
山村「地下水の水質を調べて良いですか?」
生産者「どうぞこちらです」
山村「pH6.0 GH3.0 KH3.0 導電率110マイクロジーメンス」
生産者「pHは理科で勉強したので何となく分かりますが、GH・KH・導電率とは?」
山村「それでは少しpHのみ補足します。
錦鯉にとっての最適pHは私なりに考えますとpH6.8からpH7.5位が良いと思います。
GHは総硬度、KHは炭酸塩硬度、導電率は電気の流れやすい指標です。
KHは他の水質を理解してからでも大丈夫ですのでメモだけしといてください」
生産者「何やら難しい世界に入ってきましたね?」
山村「初めだけですからすぐに錦鯉飼育に活用できますから、何しろ毎日泉水池の
水をまじかで見られているのですから。
導電率は、電気を流れやすくする物質の指標で簡単に言えば水が綺麗であるか汚れているかの
数値です。
(最近はTDSメーターが主流のようですけど似たようなものであると考えてください。
導電率とTDSの違いを簡単に申し上げると導電率=きれい度
TDS=水を汚している物質の量。
導電率に関しては水質がある程度理解した後にチャレンジしてください)
水に溶け込んでいる鉱物イオンの総数と考えてください。
例えば鉄イオンとかカルシウムイオンとかあらゆる全ての総イオン数です。
漏電した場合淡水と海水でどちらが電気が流れやすいかと言うと海水です。
私も何度も経験したのですけど熱帯魚で漏電した場合手にバチット痛みが来る感じで
海水魚では手、腕、肩にまで激しい痛みと鈍痛が来てしばらく激しい痛みが残る感じです。
海水の方が淡水に比べて5倍くらい痛い感じです。
このように海水の方が漏電ショックが激しいのは海水の成分に鉱物イオンが多くあるからです。
即ち電気が流れやすいという事です」
生産者「導電率と言う言葉初めて聞きました」