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- 2024.09.27
- 錦鯉ブランドについて-12
山村「そうです。ただし生産者の方は出来るだけ多くの錦鯉を一つの池で飼育するために
ろ過槽内のバクテリアが不足してくるのです。
またバクテリアが住み着きやすい場所(ろ材)が無いのです」
この後バイオフィルムや浄化の水の流れなどを説明しました。
過去に数多く私のサイトで説明していますので今回の文章からカットいたします。
山村「亜硝酸塩が分解されると硝酸塩になります。
ここが最終的な産物で池の中に徐々に溜まっていきます。
硝酸塩が溜まると確実にpHが酸性化していきます。
やがてpH6.0位にあると徐々に錦鯉の粘膜は溶け始めてきます。
そして肌がボロボロになってきて艶が無くなり病原菌が侵入しやすくなります」
生産者「それで水を交換するんですね?」
山村「多くの方は見た目にドロドロになって汚れてきたから水を交換すると思いがちですけど
私から言えばドロドロなど生物ろ過が効いていない。
バクテリアが負けている(有機物に対してバクテリアが少なすぎる)状態なのです。
硝酸塩は目に見えません。
水は透明でも硝酸塩は存在します」
生産者「今まで水がドロドロになって換えていました」
山村「まさしく目の前にある泉水池の水がそうですよね」
生産者「恥ずかしい限りです」
山村「今日からスタートですから全く問題ありません。
本日の知識と多少の費用が必要ですけどすぐにピカピカの錦鯉に最適な環境水に変身できます」
生産者「どれだけの費用になりますか?」
山村「この10トン池にバイオスポンジ20袋とBacto Powerそしてミネラルプラスを試験的に
購入お願いします」
生産者「はい!試験的にやってみます」