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- 2022.06.24
- 錦鯉とミネラル-4
カンブリア紀における生物の飛躍的進化をもたらした原因の一つとして多種多様な
ミネラルの海洋への溶解が引き金になったと推定する事が出来ます。
カンブリア大爆発によって新しく現れた脊椎動物を祖先とする私たち人間が今日
多種多様なミネラルを必要としているのは、カンブリア大爆発にまでさかのぼって
考えられると思います。
今地球上にミネラルがあるから人間としてこの世の中に現れたと考えるより人間とは
違う生命体に進化していたかもしれません。
例えばナトリウム、マンガン、銅などが地球上になければ違う生命体になったのかも
しれません。
まさしく我々が想像する「宇宙人」のように人間がなっていたのかもしれません。
昨今化学肥料や農薬により土壌のミネラルが失われてきています。
野菜などに含まれているミネラル(栄養素)も少なくなって来ています。
コンビニ食などをはじめとする加工食品や添加物・化学調味料も大きな社会問題に
なっています。
現代人は食事からカロリーは摂れていても摂れるミネラルは年々少なくなって来て
います。
その為近年有機栽培の野菜が評価されて売り上げを拡大しています。
これは人間だけでなく錦鯉でも同じことです。
以前にも説明しましたがマンションのベランダで水道水を使ってらんちゅう飼育
されているお客さんがおられました。
そのお客さんが言うには「ランチュウが産卵しない」と言われたことがあったのです。
もう40年前の話ですから当時私もミネラルの事まで知りませんでした。
そのご家族の関係で田舎に引っ越しされたら毎年のようにランチュウが産卵した
そうです。
その時私が気付いたのが「ミネラル(鉱物)」だったのです。
水道水より地下水の方がミネラルが豊富にあるので産卵しやすくなったのでは?