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- 2018.11.16
- 野池環境と泉水環境について-4
3.日当たりについて
日当たりと聞けば心地良いですが、夏場を考えると嫌になりますね?
さて野池の水の中で生活している錦鯉にとってどれくらいの時間日が当たれば良いのでしょう?
一日中当たるのが良いのか?もしくは多少の影があるのが良いのか?
私は野池飼育の経験が無いので全くわかりません。
ただし紫外線で言えば午前10時から午後4時までは紫外線が強い時間帯です。
しかし紫外線は水面である程度反射して水中においては減衰していきます。
そして水深50cmで40%まで減衰します。
(例えば赤色と青色の波長で考えれば、赤色は波長が長く水中の浅いところで遮断されますが、波長の短い青色は
かなり水中深く通ります。ダイビングの映像を見ていると深いところほど青色に見えるのはこの事です。)
ちなみに養殖場で見る紫外線殺菌灯も余り水中深くまで届いていません。
100%病原菌や藻類を殺すわけでないので問題ないと思います。
野池に太陽光線が当たっても全ての光が水中に差し込むのでは無く一部は水面で反射されています。
熱帯魚の水草水槽の照射時間は、8時間で十分だとドイツの学者に言われたことがあります。
「意外と朝日は水の中に入っていませんよ!」と言われたことを思い出します。
8時間以上照明をつけていると体内時計が狂い綺麗な成長はしないとも言われました。
(空気中にある植物はまた違いますけど)
これはあくまでも想像ですけどある一定時間は日陰になるような場所があった方が良いように思います。
なんか気持ち的にそう思います。