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- 2017.06.02
- 酵素について-3
【体内の酵素はどうすれば増やせるのか?】
私達の体の中で働いている酵素の種類は約2万種を超えると言われています。
酵素は大きく分けると「消化酵素」と「代謝酵素」に分けることが出来ます。
この2つの酵素を「潜在酵素」と呼びます。
「消化」とは炭水化物、タンパク質、脂肪を消化管から吸収出来る分子のレベルまで
小さくすることです。
きちんと消化されないとどんな栄養価の高いものを食べてもその栄養が利用する
ことが出来ないのです。
即ち消化酵素の働きに大きくかかわっているのです。
「代謝」とは、腸で吸収された栄養素からエネルギーを取り出したり細胞や器官、
骨や筋肉などを修復したり古くなったものを交換したりします。
また免疫、ホルモン、神経などの働きやバランスを整えたりします。
ありとあらゆる生体活動が代謝でありその全てが代謝酵素無しでは成り立ちません。
潜在酵素は年を取るごとに減少してきます。
酵素は日々体内で作り出されていますが、1日で作られる量は限られているため
一生の間に作ることが出来る酵素の量も決まっています。
健康に暮らしていくためには食物に含まれている「食物酵素」を摂りいれて体の中の
酵素を出来るだけ減らさないように補っていく必要があります。
外から摂る酵素なので食物酵素を「体外酵素」とも言い潜在酵素を「体内酵素」とも
言います。
48度以上に加熱すると食物酵素の働きは失われてしまうため酵素を摂るには
「生」で食べなくてはなりません。
体外酵素としては食物酵素のほかに「腸内細菌の酵素」もあります。
腸に住む乳酸菌やビフィズス菌は、我々が摂取した食物の一部を栄養源として体に
役立つ様々な代謝物を作っています。
酵素の活性が最も高まるのは人間の体内では、体温38~40度です。
病気の時に熱が出るのは、酵素を活性化させることによって早く治そうとする体の
自然な反応です。
ちなみに錦鯉の体温は何度なのでしょうか?
魚類は変温動物です。
文献によると、一般に魚の体温は、そこに棲んでいる水温よりも少しだけ高めだ
そうです。
コイ(鯉)は、静かにしているときは水温とほぼ同じ体温だが、激しく泳いだあと
には0.1~0.5度ぐらいは上昇するそうです。