NEWS&TOPICS
- 2016.02.19
- 病気について-2
泉水池は、雑菌だらけで無菌状態ではありません!
鯉の体力、抵抗力をつけるためにも水質に配慮をお願いいたします。
でも万が一エロモナス菌による疾患が複数の魚に発生した場合は、エロモナス菌が
泉水池内に多量繁殖している可能性があります。
なぜ、常在細菌が多量繁殖したのかを突き止める必要があります。
=考えられる理由=
・ろ過器の能力不足や低下(目詰まりなど)。
・不適切なろ過材を使用している(バイオスポンジを使用しましょう)
・残餌、排泄物など有機物の分解後の滞留(Bacto power、バイオスポンジ使用
により徹底的に有機物を分解する事によりヘドロがサラサラになります)
・高水温により泉水池内の細菌類の優勢勢力が変わった。
エロモナス菌を根絶することは出来ません。
エロモナス菌による疾患の場合は、発生した病気の治療に専念しても効果が
ありません。
大切なことは病気が発生しない環境を作ること即ち予防に専念することが一番効果が
あります。
環境の良いところでバランスの良い食事を取り、良く運動をして、しっかり睡眠を
とり、ストレスを溜めないこと!
子供をのびのび成長させる・・・人間と同じですね!
ただし我々人間が経験できない事がひとつあります。
水の中で生活した事が無い事です。
でも昨今簡単に水質を調べるキットが販売されていますので定期的に水質を計測して
日記をつけていきましょう。
天候(晴れ、雨等)、気温、水温、毎日のエサの量、水換えの水量、ろ過材の掃除
した日、水面の白い泡の有無、水の透明度、コケの色(水質、日光により変化
します)、エサ喰いなど多くの調べる事があります。
日記をつけることにより大体で行ってきた作業が、確実に正確に分かるように
なりますし一番大事なことは、病気発生予測が出来るようになることだと思います。
会話が出来ない鯉の気持ちを分る日が来ると思います。
そうする事により成長阻害が無くなり早く大きな色艶の良い鯉が出来るのでは
ないでしょうか?
今までとは違った鯉飼育の楽しみ方が出来ると思います!
是非とも鯉の友人になってください。