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- 2020.10.02
- 理想的な60cm水草水槽-2
「何しろ泉水池内においてはそれだけ有機物が多い証拠です。」と答えた記憶が
あります。
ポカンとされていたので続けて「自然界の河川でそんなにたくさんの魚が
泳いでいますか?
また1日に3回も誰かがエサを与えていますか?
自然界の河川では絶えず新鮮なきれいな水が上流から流れています。
自然界と泉水池の条件が余りにも違いすぎるのです。
泉水池はあくまでも閉鎖された環境です。
同じ水を何度も使用しているのです。
錦鯉は汚れた水でも生きて行けます。
自然の池で水が汚れて最後まで生き残れるのは「鯉」と言われています。
ですからどんな環境でも生きぬく魚であるので「生命力のある魚」と言われています。
もしこれが海水魚ならば少しの環境悪化で簡単に死んでしまいます。
一般の愛好家は「飼育しにくい弱い魚」と表現されます。
「弱い魚」ではなく「綺麗な環境で無いと生きて行けない魚」なのです。
錦鯉はきれいな環境にすればするほどきれいになります。
全ての生産者の方はこのように言われています。
私の考えでは錦鯉も子孫を残すことが宿命です。
生き物全てが同じ宿命を持っています。
ウィルス、病原菌、細菌など全てそうです。
人間だって同じことが言えます。
大変汚れた環境でも大変きれいな環境でも子孫を残していかなければなりません。
と考えれば水をきれいに保ち続ければ「大変きれいな環境で生きて行ける
DNAを持った錦鯉」がいても不思議ではありません。
でももしこのDNAを持った錦鯉がきれいな環境でなければ美しい錦鯉には
ならないと思います。
美人薄命と言われますが、熱帯魚でもきれいな魚から死んでいきます。
綺麗な水で無いとこういう事が必ず起きます。