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2024.05.17
海洋深層水とマイクロミネラルについてー7

WS000002 マイクロミネラル サイトup用

ハワイ島コナ沖で湧き上がる海洋大循環の深層水には豊富なミネラルが含まれています。
海水の95%以上は海洋深層水にあたります。
海洋深層水は、およそ2000年かけて世界中の海洋を移動しており湧昇地域において
海洋表面に上昇しています。

その地域の生物生産量は海洋のあらゆる生態系の中でも際立って高く非常に豊かな生態系が形成されています。
湧昇流は特にカリフォルニアやペルー沖が有名で赤道近辺でも湧昇(赤道湧昇)があり湧昇流に
含まれるミネラルたっぷりのおかげで植物プランクトンが大発生しますのでそれにつれて
動物プランクトンも大発生するので魚が集まり漁師はこの地域を求めて集まります。
このような湧昇地域は海洋全体の面積で言えば全体の0.1%にもなりませんが99%の魚がこの地域で捕れます。
豊富な無機栄養塩によりプランクトンが豊富に発生するため、非常に生物生産性の高い海域となり好漁場となります。

表層水に比べて、植物プランクトンの成長に必要な無機栄養塩(NO3-硝酸態窒素、PO4-リン酸態リン、Si ケイ素)が豊富です。
海洋深層水中の植物プランクトンは太陽光線が届かないので光合成が出来ません。
海洋表層から沈降してくるプランクトンや魚類等の死骸が分解されて生じた栄養塩が消費されずに残っているためです。
従って推進が深くなるに従って栄養塩濃度は増加する傾向がある。

分かり易く説明すると川で死んだ昆虫の死骸が、海に入るまでにバクテリアにより完全に分解されて海に流れたとします。
完全に分解された段階で無機栄養塩(NO3-硝酸態窒素、PO4-リン酸態リン、Si ケイ素)が発生します。
表層付近で生活している植物プランクトンがエサとしてこれらの無機栄養塩やミネラルなどを吸収しますが
全て無機栄養塩やミネラルが消費されるわけではなく一部が海を浮遊しながら海底深くに沈んでいきます。
すなわち海洋深層水の海水にはこれら無機栄養塩やミネラルが豊富にあるということです。
この考え方に基づいて私はマイクロミネラルを開発しました。

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