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- 2019.06.21
- 水は生きている-3
前回に引き続いて「水は生きている」を説明していきます。
もう一つ水を調べれば錦鯉がキレイになる事について「農業の土壌」を例に説明
していきます。
4月19日にもwebサイトで「酸性土壌とアルカリ土壌について」を載せました。
重複した箇所があるかもしれませんがよろしくお願いします。
野菜も錦鯉も同じ生き物であるので周りの環境により生育が変化します。
適合した環境の方が良い成長を示すのは当然だと思います。
以前熱帯魚専門店を経営した時に「水草」をメインにした水草水槽ブームがあり
ました。
水草の生育もドイツ、オランダを中心にヨーロッパでは非常に進んでいました。
ヨーロッパ視察で感じた事は、水槽内に入れる「土」の選別(砂粒のサイズ、pHに
与える影響など)も素晴らしいものがありましたし肥料においても葉っぱと根の2種類
が販売されていました。
また底砂と水槽内の水温を均一にするために熱を持つ蛍光灯の安定器を水槽の底側
(水槽外です)に配置して見たり電気コードのような「ラインヒーター」を水槽底部
に固定して水槽内の水温と底砂の水温を同じになるように考えられていました。
こうする事により水槽内の水草が光合成した際に発生した酸素を根に供給する事も
出来ます。
如何に水草に自然と同じような環境を作ってやるか?
本当に真摯に取り組んでいた姿に感動を覚えた記憶がこうして文章を書いているとき
に思い起こされます。
そして錦鯉にも関係がある「照明」においても色んな波長や明るさや照度なども
研究されており実際に販売もされていました。
現在大手企業によりより太陽光線に近い照明の実験が業界内で実験中です。
来年あたりに発売されると思います。
色揚げには必需品でしょう!
さて「土壌」について説明していきます。
農業の世界においては「天地返し」と言う作業があります。
稚魚池の土の掘り返しと同じようなものであると思います。
天地返しのメリットとは?
①土が深くまで軟らかくなり野菜の根が土中深くまで張れるようになる。
②害虫や病原菌の少ない土と入れ替わる。
(寒い時期にこの作業を行う事で下層で越冬しようとしていた害虫・雑草の根・
土壌病害の原因となる病原菌を寒さに
さらし凍死させ退治させることが出来ます。そして土壌環境をリセット出来ます)
③下層に溜まっていた肥料分の偏りを解消して均一に出来ます。
このように農業界では言われています。
そしてバクテリアに酸素を効率よく今日よくさせる為に通気性を高める事も出来ると
思います。
肥料を分解するのにバクテリアが必要ですし根は酸素が無いと酸欠で死んでいきます
から。
天地返しにより土壌基礎は何とか解消しました。
土壌ミネネラルたっぷりであれば稚魚池に入れた地下水も変化して稚魚にも好影響が
あるでしょう。