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2021.05.07
水について-9

2019-12-4 (8)

二酸化炭素は激減しその中で生きていた太古の生物にとっては猛毒ガス
である酸素が増える一方だった。
これは環境汚染で、「酸素公害」とでも呼ぶべき出来事です。
私もこの書物を読んだ時に唖然としました。

酸素が充分ある世界で生きてきたので「酸素公害」なる言葉にものすごく
感動しました。
人間誰しも一方的な考え方に落ちいるのはこの事かと改めて反省をしました。
当時の生物のほとんどはこの時に死滅しましたが、酸素が少ない地中深くに
もぐって身を守ろうとした生物もいました。
現在でも嫌気的(酸素を介在しないこと。嫌気性バクテリアなど)な環境で
生きているメタン細菌などの古細菌は、大気中に酸素がない頃の性質を
残していると考えられています。

Bacto Powerに配合されている「嫌気性バクテリア」もこれらの細菌と同様な
働きをします。
(硝酸塩を分解して窒素ガスにして空気中に放出するためにpHの低下を防ぎ、
藻類の爆発的な繁殖を抑えます)

しかしやがて一部のバクテリアが、その猛毒を利用すべく酸素呼吸能力を獲得しました。
そして嫌気性生物(増殖に酸素を必要としない生物)と好気性生物(酸素を
利用した代謝機能を備えた生物)の共生関係ができあがり、生物は10倍以上
体の大きなバクテリアに進化して、今のミトコンドリアの起源になりました。
そのミトコンドリアが今の人間にも共生して生き続けているのです。

まさしくこれが人間を含めた現在の地球上の生物の先祖なのである。
いわゆる人間をはじめとする哺乳動物、魚類、昆虫、爬虫類、植物など全ての
地球上の生き物なのです。
これらには全てミトコンドリアが存在しているのです。

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