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2021.06.04
水について-13

Shinsuke-Bio-Sponge-2

熱帯魚を経営して販売していた時に「藻類しか食べない魚」がいました。
(未だに熱帯魚・金魚業界では「藻類」の事を「コケ」と呼んでいますが
実際には「コケ」は水の中で生息することは出来なくて陸上にしか生息
出来ないのです。
京都の苔寺などはまさしく分かりやすいお寺の名前ですね!)
「藻類」しか食べないけど大丈夫なのかな?と気付いたことがあります。
何気に「コケ取り魚」として呼称で販売してましたけど不思議でした。

その後水草水槽に興味を持ち勉強していた時に水草は色んなミネラルを吸収
していることを理解した際に「藻類しか食べない魚」が生活出来ている事に
感動しました。
藻類もミネラルを吸収しているので藻類しか食べない魚も自然とミネラルを
吸収出来ていたのです。

ところで錦鯉にも同じような現象があるのです。
錦鯉業界にお世話になり始めた2012年頃だと思います。
ある錦鯉生産者を営業で訪問した時に社長様から次のような質問を受けました。
「池上げした時は最高に艶がのって抜群の色を出しているんだけど10日もしない
うちに艶が落ち色も落ちるだがどうしてなんだろう?」
はあそうなんだと新たな発見をしました。
私は錦鯉の生産の経験が無いので現場で日々変化することを見ることが出来ません。
ですからこう言った一言一言が新鮮に思うのです。

その時ピンと来たのは「野池の水と泉水池の水の違い」
これしか無いだろうと思いました。
エサは同じものを与えているそうです。

光は野池は自然の太陽光、泉水池にもガラスの屋根はありますが太陽光はあたります。
光は非常に大事で今後この事については錦鯉業界では革命が起きると思います。
実際に私のお勧めで実験されている方がいらっしゃいます。
ヒントは「波長」と「ケルビン」です。

「野池の水と泉水池の水の違い」については次回説明していきます。

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