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- 2021.05.28
- 水について-12
先ほど触れた土壌について少し説明します。
熱帯魚の中でも「水を好む」と言う言葉があります。
要約すれば「最適な環境の水を好む」となります。
その代表的な熱帯魚が「ディスカスやアピスト」などです。
水を適正なpHにする事。
ミネラルを供給してやる事。
導電率を下げてやる事。
GH(硬度)を上昇するろ過材(カキガラやサンゴ)などを決して使用しない事。
これらの事をしてやると色彩も豊かになりきれいな粘液のおかげで艶も
物凄く出て来てそれは美しくなります。
今回水をテーマにしていますが、ただ単にH2Oだけでなく水の中には様々な
ミネラルが溶け込んでいます。
例えばアマゾン川。
アマゾン川は世界最大で最長河川であり流域面積では世界最大を誇っています。
私が注目することは次の2点です。
1.川の流域にジャングルが多くあるために広葉樹は毎年枯葉を地面や川に落とします。
そのために枯葉が地上や水底に生息しておりバクテリアの力により腐葉土になり
やがて分解されていきます。
この分解される過程においてミネラルが川に溶け込んでいきます。
2.アマゾン川はとてもゆっくり流れていきます。
日本の川のように急流のごとく流れてはいません。
1,600 km 遡っても高低差は僅か32 m 、3,800 km 遡っても高低差は80 mしか
ありません。
例をあげると北海道から沖縄までで高低差は80mしかないのです。
このゆったりとした流れによりミネラルが溶け込み時間が稼げるのです。
ですからミネラルたっぷりのおかげで食物連鎖の基礎が出来上がるのです。
それは次のような過程です。
ミネラル⇒植物プランクトン⇒動物プランクトン⇒小魚⇒中型魚⇒大型魚