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2021.05.14
水について-10

2019-12-4 (2)

大きくテーマである「水」の話から外れましたが、今まで説明してきた事は、
錦鯉飼育と水については関連性がある事柄なのです。
例えば地球上の生命は太古の海で誕生しました。
ですから海から生まれた生命のシステムが、水を基本にしているのです。
ここでピンと来られた人は凄いです!

生き物は水が無ければ生きて行けません。
我々人間は塩分を含まない淡水が必要です。
この淡水は地球上全体の僅か約2.5%しかありません。
しかし約2.5%の内多くは氷河、利用できない深部の地下水なのです。
生活用水として利用出来るのは川や池、湖などの淡水は僅か0.01%しかありません。
この僅か0.01%の水を地球上の生き物が分け合い生命を支えているのです。

この貴重な水ですけど地域により地下水はもとより水道水でもばらつきがあります。
ばらつきの原因は山を形成する岩石の種類であり土です。
岩石や土の成分であるミネラルの違いなのです。
鉄分が多い山や土、カルシウムが多い山や土のような感じです。
ですから塩素の無い地下水なら大丈夫だとか飲料水の基準を満たしているから
大丈夫だとか錦鯉飼育においては間違っています。

硬度の高かったりpHが高い地下水を利用した場合錦鯉の肌はボロボロになります。
何度か温泉地の旅館にある池で見た錦鯉は本当にかわいそうな位肌がボロボロでした。
閉鎖環境ですから逃げ場が無い硬水の池で生活しなければなりません。

飼育管理者は地下水だから大丈夫だとか思っているのでしょう。
カキガラを使用している池でも同じことが言えます。
十分硬度には配慮して飼育してください。

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