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- 2022.12.09
- 有機農法-2
有機農地のかなめは「有機肥料」です。
有機肥料とは?
有機物の死骸の事です。
河川敷の刈草、落ち葉などの植物の死骸(有機物の死骸)
またこれに牛糞などを混ぜて発酵したものを肥料として使用する場合もあります。
さて今回何故有機農地を取り上げたのかですけど泉水池のろ過槽内の
「有機物分解」とよく似た点です。
土壌(どじょう)が作物を生育させる総合的な能力のことを
「地力(ちりょく)」と呼びます。
良い土壌とは物理性(排水性や保水力など)化学性(pHや肥料成分など)
生物性(有機物分解や病害抑止など)の3要素です。
この物理性・化学性・生物性の3点は「観賞魚飼育」と全く同じです。
そして今回は生物性の有機物分解について少し説明を付け加えます。
泉水池における有機物とは?
1.錦鯉のエサの食べ残し(残餌)
2.錦鯉の糞
3..錦鯉の粘膜(新陳代謝により少しづつ剥がれていきます)
4.プランクトンの死骸(植物、動物プランクトン、バクテリアの死骸、落ち葉など)
これらの有機物をバクテリアにより綺麗に分解して土にしなくてはなりません。
有機肥料もバクテリアに分解されてミネラルは農産物が吸収して残りは全て土になります。
ならなければならないのです。
もし不完全ならヘドロ状態になり病原菌の温床になります。
農地の良い土壌には「病害抑止」の効果があるのと同じ事です。
有機分解してくれているろ過槽表面に住み着いている大切なバクテリアを
病気予防と称して薬品を使用することは
絶対に止めてください。