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- 2025.02.28
- 有機物と無機物について-3
「ヘドロの錦鯉への影響は?」
池で発生する有機物をもう一度整理します。
1.錦鯉のエサ(主に残りエサ)
2.錦鯉の排泄物
3.動物プランクトンや植物プランクトンの死骸
4.バクテリアの死骸
5.落ち葉
6.錦鯉の粘膜など
大まかにこのような有機物が池に発生します。
バクテリアがうまく機能していないと有機物は腐敗してヘドロになります。
また窒素やリンを増加させ富栄養化を招き光合成によりアオコを大量に発生させ水質は
汚濁化し悪臭を発生します。
pHが低かったり太陽光線が弱いと茶色系の藻類、pHが高かったり太陽光線が強いと
緑色の藻類が発生します。
このように池の水が茶色や緑色になったら生物ロカが機能していない状況です。
ヘドロがpHを下げて病原菌濃度が高くなります。
自然界における有機物を無機物に変える分解者は?
ミミズや昆虫などや肉眼で確認できる大きさの生物の他に目に見えないバクテリア(微生物)が
含まれています。
これらの働きで有機物が最終的には二酸化炭素と無機物に変換され、生態系が保たれています。
小型動物が大まかに分解したものを最終的に微生物が分解します。
ミミズは土の表層にある有機物や有機物を含んだ土を食べ栄養に富んだフンを出しながら
地中を移動し続けます。
このミミズにより地中が耕され、通気性や排水性が高まるとともに肥沃な土壌が作られていきます。
池のろ過槽にバクテリアが生活しやすいろ過材(バイオフィルムが付着しやすい)を設置して
定期的に高性能なバクテリアを使用することにより有機物を完全に無機物に分解してくれるので
水質は浄化されて安定してきます。
是非バイオスポンジとバクトパワーを使用してヘドロのない良質な水を維持してください。