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- 2025.02.14
- 有機物と無機物について-1
先日お客様からバクテリアについて質問がありました。
その説明の過程でこのような質問が来たので紹介します。
それは「ろ過槽にヘドロが溜まると良くないのか?」
「ヘドロの正体は?」
「ヘドロの錦鯉への影響は?」
私はこれらの質問に対して「有機物と無機物」から説明を始めました。
世の中には様々な物質がありますが有機物と無機物の「2種類」しかありません。
有機物の「有機」には「生命を有する事」という意味があり元々有機物は
「生物がつくりだす化学物質」と定義されていました。
例えば有機物である砂糖は、サトウキビやテンサイといった命ある植物からつくられています。
ちなみに塩は無機物です。
同じ白い色をしていますが砂糖は「生命を有する事」から有機物になります。
砂糖は燃やすと黒くなりますが、塩は変色しません。
有機物と無機物の違いは「炭素(C)」を含んでいるかどうかで決まります。
有機物は燃やすと黒く焦げて炭になり、二酸化炭素が発生する性質があります。
有機物の例としては、動植物や動植物の死骸、砂糖や片栗粉などが挙げられます。
生きている植物も死んでしまっている落ち葉も有機物です。
錦鯉のエサに含まれている魚粉も死んでいますが、有機物です。
無機物とは、炭素(C)を含まない物質です。
つまり有機物でない物質はすべて無機物に分類されます。