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- 2017.05.17
- 明石のタコ
「錦鯉は、飼育環境において劇的に変化し、飼育者に発見、感動、希望を与えて
くれる特出した観賞魚です。
理想的な錦鯉飼育環境を追求し提案していきます。」これをベースに我が社の
ブランドコンセプトである
「理想の環境で美しいコイをさらに美しく」を探求している時でした。
兵庫県の明石に仕事の関係で訪れたことが有ります。
その際に有名な「明石焼き」を頂きました。
その時に感じたことは美味しい「タコ」の存在でした。
店の店主に聞きましたら「明石と言うタコにとって最適な海域で生きているから」と
教えてもらいました。
やはり生きているものには最適な場所が重要な要因であると認識をしました。
明石沖の播磨灘は瀬戸内海随一の魚の宝庫だそうです。
海底に住んでいる良質なエビやカニを贅沢に食べているために明石のタコは噛めば
噛むほど濃厚な甘みが出てくるそうです。
即ち良質な酵素やミネラルを食べる事により栄養価の高いタコに成長したものと
感じました。
「やはり目指すは野池環境か?」
この時直感しました。
人間が食す食材も栄養価が高い(ミネラル豊富)ほど人間は美味しく感じます。
我々人間のDNAが栄養価の高いものを食べれば体に良い、健康体でいれると
インプットされているのかもしれません。
我々は制限無く自由自在に行動が出来て自分で食事を選択出来ます。
しかし錦鯉は閉鎖された環境で自分で他の池に移動は出来ませんし人間が与える鯉の
エサを食べるしか選択肢はありません。
一方野池に移すと池上げ時にはみずみずしいほどの艶と色合いを示しています。
錦鯉にとっては野池に移動された瞬間に天国に来た。
いや「この環境を欲していた」と思ったのではないでしょうか?
水温も泉水池に比べて安定しているしミネラルも豊富であるし何しろ酵素たっぷりの
虫や貝などもたっぷりありますし体内にミネラルや酵素を含んだ植物プランクトン、
動物プランクトンも豊富にあります。
これがまさしく「錦鯉にとっての最適な環境」なのでしょう!
野池環境に近づける事が我々の役目ではないでしょうか?