NEWS&TOPICS
- 2020.02.12
- 微量元素で探る 海と湖の化学-5
40年前仕事でドイツに訪問した時、サンゴ専門店の社長から「アクアリウムを学ぶという事は非常に大変な事である」と言われ、続いて「化学、水質、土壌、をはじめ地球物理学、生物学、微生物学等々」と言われて頭の中は「ええ!」と思いましたが,彼が続けて例えばこうとか、ああとか説明をされるにつれ「これは大変だ」という気持ちになった事を思い出します。
「あんな広い海を切り取って狭い水槽の中で自然を再現しようとすることは到底無理であると感じました」
例え100トンの水槽でも1万トンの水槽でも閉鎖された水槽で自然を作り出すことは出来ません。
但し自然に近づけることは可能です。
100%は無理ですけど出来るだけ近づけることは可能であると思います。
その為には多くの書物に触れ、色んな方の成功例や失敗例を聞くことも大事です。
しかし一番大事なことは「自ら知識を蓄え自ら経験をし失敗を繰り返すことではないでしょうか?」
そんなに簡単に成功など出来ません。
自然をコントロールなど出来ません。
当然生き物もある程度の環境変化についていかなければ子孫を残すことは出来ません。
あくなき追及を我々はしていかなければなりません。
テレビ、新聞、インターネットなどで日々環境関連の記事を見受けますが、原因不明との報道もあります。
しかしたまには私の中である仮説を立てることもあります。
興味を持てば面白い世界だと思うのと同時に世界各国の学者が、日々取り組んでいることも知り感動を覚えるときもあります。
地球内部のマントルとか宇宙の果てとか分からないことが多すぎますね!
だから面白いんでしょう!