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2020.06.05
塩とミネラルについて-6

ミネラルプラス

最後に塩について間違えがあったらいけないので少し簡単に説明しておきます。
上記で説明しました「塩」は天然海水の乾燥したものと考えてください。
色んなミネラルが豊富に含まれています。

今でも世界の数千個の海底火山地域では、マグマにより溶解した高濃度のミネラルが熱水とともに湧き上がっています。
海水にはそれぞれミネラルの溶解量が決まっていますので溶けることの出来ないミネラルは固まり海底に沈んで行きます。
海水中にミネラルが不足すると少しずつ溶けていきます。

簡単に言うと温泉地の「湯の花」もそうですが、温泉の不溶性成分が沈殿したものです。
不溶性すなわち溶けることの出来ないミネラルと言えます。

【塩】
塩化ナトリウムを主な成分とし様々なミネラルが含まれています。
日本では天然海水を利用した天日塩などが有名です。
ウユニ塩原も有名です。
ウユニ塩原は、大陸の隆起により天然海水も隆起の力により持ち上がり湖となりその後乾燥して塩湖になりました。
岩塩は鉱物として産する塩化ナトリウム(NaCl)のことであります。
そして地下に含まれるミネラル分も含んでいるがバランス的には良くないと思います。

【精製塩】
原塩を溶解し精製したもので、塩化ナトリウムが99.5%以上の高純度のもの。
また海水からイオン交換膜透析法で塩の成分を濃縮していてこれらはサラサラなのが特徴です。
高純度の塩で特殊製品を作るときに利用されています。
私も40年近くこの製品にはお世話になっておりケミカルメーカーと微量成分の配合なので何度も協議をしたことを思い出します。

現在も養殖事業向けに養殖魚の種類により微量成分を調整中です。
ミネラルプラスの原点ともいえるものです。
2年以上前から養殖の現場で使用されており現在も継続中で大きな成長と歩留まりそして色艶も抜群という結果が出ています。
いずれ皆様にもお知らせ出来る日が来ると思います。

塩を基に色々説明してきましたけど生き物全てにミネラルが必要です。
動物も植物も魚類も甲殻類などもすべての生き物に必要です。
それは生き物全て地球と言う場所で生まれてきたからです。

この環境に順応して健康に子孫を残していくために勝ち得た知恵かもしれません。
我々が飼育している錦鯉にも当然バランスの良いミネラルが必要です。
エラから粘膜からミネラルを吸収しています。
ですから飼育池にミネラルプラスを使用することは重要であり欠かすことの出来ないものです。

 

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