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2018.04.06
全日本錦鯉北陸地区振興会セミナー -2

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亜硝酸塩の危険性について少し説明します。
赤血球のヘモグロビンは、本来酸素と結びつき体の隅々の細胞まで酸素を運びます。
しかしもし水の中に少しでも亜硝酸塩が存在するとヘモグロビンは
亜硝酸塩と結びつくので細胞に酸素を届けられなくなります。
従って細胞は酸素不足により弱り病気になり易くなります。
当然成長が鈍り色艶も確実に落ちてきます。

こんな危険な水にいる錦鯉を想像してください。
エサ喰いも落ちますし非常に病気にかかり易くなります。
Bacto Powerには通性嫌気性バクテリア(酸素があっても脱窒を
行う)が配合されていますので亜硝酸塩を直接窒素ガスにして
空気中に放出する事が出来ますし硝酸塩を亜硝酸塩に還元して
やはり窒素ガス に変えて空気中に放出することが出来ます。

水換えしないといけない理由はこの硝酸塩が溜まるからです。
要約するとBacto Powerに配合されている通性嫌気性バクテリアが
汚染物質を空気中に飛ばしpHを安定させます。
泉水池においては色んなガスが出ていますので1日1回は温室内の
空気を入れ替えてください。
家の部屋も同じことが言えます。

Bacto Powerのバクテリアは
水温、水質にもよりますが通常3~5日くらいで活性率が高くなります。
ただし、環境が合えば持続しますが環境が良くなければ活性は低下
します。
出来れば1-2週間後再度同等量投入することをおすすめ致します。
(もし、効果があれば後の投入量ははじめの半分程度で効果が増大
するはずです)
当社実験データでは亜硝酸塩アンモニア共に1週間で減少することが確認されています。
その結果藻類の発生は減少し見た目にも飼育生物にも好ましい環境を作ることができます。

Bacto Powerは、ロカ槽の水に浸かっているロカ材部分に直接かけてください。
※ろ過槽には、バクテリア活性のために必ずエアーレーションを入れましょう!
※使用頻度は各条件によりますが、基本は1ケ月に一度。
ただしこれはかなりの薄飼いの場合です。
(1ヶ月の量を何回かに分け投入するほど効果があります。)
密飼いなどの時は毎週1回が望ましいと思います。
品評会前などの仕上げの際には毎日少量を使用される方もおられます。
これだけで色艶が上がります。

 

 

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