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2023.09.29
側線鱗(そくせんりん)について-1

Shinsuke-Bio-Sponge-2

東南アジアの業者と話している時に1年中チラーを使用して水温を25℃位に冷やして
錦鯉を飼育しているが「どうも紅などの色合いが薄い感じがするのは何でか?」と
いう質問を受けたことがあります。
※チラー(冷却水循環装置)は冷却器に水を循環させながら連続的に冷たい水を供給出来ます。

その時私は「少し硬度が高いのでは?」という返事をしました。
実際にその飼育池を私が管理していないので分かるわけないのですけど・・・。

源水は地下水なのか?水道水なのか?
地下水のpH、硬度はいくら位なのか?
ろ過システムはどのようなものなのか?
生物ろ過はしっかりしているのか?
水換えの周期や換水量はどれくらいなのか?

これは聞いただけでは分かりません。
現場に行っても分かりません。
私が管理しないと分かりません。

データを聞いて現場に行って見てもせいぜい70%の事しか分かりません。
従って十分なアドバイスは出来ないのです。

ある日、日本の業者の方と泉水池の水流について説明している時に小学生時代だと思いますが
「水流を感じる側線鱗」のことを思い出し調べていると物凄い発見を知りました。
多くの人は知っている事柄かもしれませんが、私は思わず「オ~」と声を出してしまいました。
この事が東南アジア業者さんの質問に対する仮説かもしれませんが、私なりの答えを導いた
のです。

 

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