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- 2019.02.22
- 質問「肌がざらついて太らないのは何故か?」について-1
お客様からの質問は「肌がざらついて太らないのは何故か?」です。
今回の質問については様々な水質悪化に関する原因が考えられます。
水質悪化について(極端に浅い水深の場合には紫外線による影響もあるかも
しれません)
●pH 有機物が池の中に入ったりして酸化しますので必然的に下がります。
有機物が分解されて硝酸塩が蓄積するので低下していきます。
通常、錦鯉を飼育している泉水池においてpHが上昇する事はありません。
ただしカキガラを使用している際にはpHは上昇しますが弊害で出てきます。
弊害については「硬度」の説明の際に補足します。
pHが適正でないと粘膜は剥がれていきます(適正値pH6.8~7.5)
●アンモニア
残餌、枯れ葉、糞尿などが主にろ過槽内で分解されて有害なアンモニアと無毒の
アンモニウムが発生します。
アンモニア・・・pH7.0以上の場合。
アンモニウム・・・pH7.0未満の場合。
(例)もしpHが6.8ならばアンモニウムとなり無害ですが、水替えや塩水浴などで
pHが7.0以上になれば 無毒なアンモニウムが有害なアンモニアに変わります。
理想的なアンモニア数値は、0mg/lです。
症状としては、眼の白濁、遊泳困難、池の底に横たわるなどです。
以上のような状況下になると呼吸が苦しくなり血液の循環も良くないので各細胞への
酸素、ミネラルが行き渡らなくなり粘液を作る粘液細胞にもダメージを与え肌が
ガサガサになります。