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- 2017.03.24
- ヨーロッパで感じた事-1
2016年8月オランダで開催されました「HOLLAND KOI SHOW」においてセミナー
を講演した際に感じたことを書き留めてみます。
セミナーは当初1日だけのはずだったんですが、事前にShinsuke社ヨーロッパエー
ジェントが私の事を紹介していたようで急遽2日間に渡り講演となりました。
講演後に質問タイムになり数多くの質問が出てきました。
その一例を説明いたします。
【質問】
何故バイオスポンジを使用すると他社が販売しているろ過材と違い水がきれいになる
のか?
そしてアンモニア、亜硝酸塩が限りなくゼロになり水が透明感を増し水面上の
白い泡もきれいになるのだろうか?
こんな内容だったと思います。
その質問に対して下記のような回答を致しました。
【回答】
私は事前に会場にある120社のメーカー、販売業者のブースを見ていましたので
ヨーロッパ市場におけるろ過材の種類を把握していました。
しかしほとんどの製品は「生物ろ過」に適していない物ばかりでした。
即ち「バイオフィルム」が形成しにくい材質を素材として製造されたものだった
のです。
その点「バイオスポンジ」はバイフィルム形成に最適な材質を原材料から吟味して
開発したことを説明しました。
ここで私は質問者に「バイオフィルムの事を知っていますか?」と逆に質問しましたら
「良く理解しています」と
返答がありました。
確かにShinsuke社ヨーロッパエージェントブースに来られる多くの顧客は
「バイオフィルム」を理解していることに驚きを感じました。
日本国内においてこの言葉を知っている方はほとんどいなかったから余計に関心する
とともにヨーロッパ錦鯉業界レベルの高さを改めて知ることとなりました。