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2025.04.11
ミネラルと土壌について-4

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腐植について少し説明していきます。
腐植は、火山灰土壌に多く形成されます。
これは火山灰土壌の粒子が細かく他の土壌よりも風などにより風化を受けやすいため
土壌中にアルミニウムや鉄が多く放出され有機物と結びつくことによるものです。

腐植というものは、元々は植物や動物が死んだものですが、それが微生物に分解されて変質していきます。
その途中のものを腐葉土と呼んだりもしますが、さらに変質すると最終的には腐植になります。
全て含めて土壌有機物と言うこともあります。
ミネラル+動植物の死骸+バクテリアによる作用になり腐植になります。
※腐植土は、大きな川や湖の水性植物などの有機物が分解して土壌と混ざり合ってできた暗褐色の土のこと。

生物ロカに参考になるかもしれませんので説明します。
農業従事者はよくご存じの「団粒」についてです。
砂の固まりという表現が間違っているかもしれませんが構造的に
体積の半分は隙間があり内部は空気が豊富にあります(バイオスポンジをイメージしてください)
酸素が好きな好気性細菌も酸素が嫌いな嫌気性細菌両方が住める部屋がたくさん詰まっています。
35年前にドイツのINTERZOOで水草専用の土を販売しているブースでこれに似た製品を見たことがあります。
その時に水草の根には酸素が必要なことを初めて知りました。
その後日本の大手電機メーカーが植木鉢にエアーポンプつけて販売をしていましたが2年くらいで販売中止になりました。
一般社会で理解されていなかったし少し見栄えが悪かった気がしていました。

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