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2017.10.13
バイオディフエンスと野池環境について-2

2-6

錦鯉にとっても同じ透明な水でも危険な水があるのです。
自分自身が飲む水に細心の注意を払うように錦鯉の水にも関心を持ってください。

更に話を続けますが、例えば水温についてはどうでしょうか?
「水温30℃」これは高すぎる水温ですね?
水温については我々人間が肌で感ずることが出来ますから簡単に理解できます。
錦鯉の最適な水温については皆さんの方がよくご存じなのでここでは省きます。

しかし良く私が話している水質で考えてみましょう。
pH,GH(硬度)、アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩など。
これらの項目に関して言えば我々の五感では感じる事が出来ません。
まるで別世界の話に聞こえてきますが、錦鯉にとってとてもとても重要な項目です。

確かに感覚的にはまず無理なことですので必ずテスターで計測してください。
見た目だけで判断しないで総合的に考えましょう。
我々の飲み水と同じことです。

pHを除くと言いましたが強酸性水や強アルカリ水などに肌がふれる
と皮膚がヌルヌルしてきますので感じることは出来ます。
温泉に行くと肌がツルツルになった経験が皆さんあると思いますが
それは肌の一番上の古い角質が溶けたりして剥がれ落ちるからです。
美容効果がありすっきりした気分になり人間にとっては気持ち良い
事ですね!

しかし錦鯉の粘膜もpHが高かったり低すぎると粘膜が溶けて
剥がれ落ちて病原菌侵入の原因になります。
みなさんpHもかなり危険な項目です。

 

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