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- 2017.08.26
- ドイツ人との会話(2016年8月オランダコイショーにて)-3
最後に参考になるかどうか分りませんが説明しておきます。
ドイツ人は、錦鯉は朝方と夕方に水面近くに上がって来るのは太陽光線を嫌っている
からだと言っていましたが、私はこの意見に反対で太陽光線を嫌っているのでは
なくて水温の変化に応じてこのような行動を取るのではないか?
もしくはエサをやる時間をコイは認識しているのではないかと思います。
実際の池で観察していませんので良く分りませんが、季節が変化(水温も変化する)
すれば太陽光線の当たり方も変化すると思います。
春、夏、秋、冬と年間を通してどのような行動を取るのか調べる事も面白いかもしれ
ません。
私の友人は、釣りが好きで田舎の大きな池で季節は分りませんが、よく釣りをする
のですけど鯉(自然界の鯉)は、 決まった行動パターンを持ち確かに朝方、
夕方水面近くに上がってくるそうです。
もしかしたらミネラル豊富な自然界の池ですので色んなプランクトンが湧くと
思います。
特に動物性プランクトン(ミジンコなど)。
この動物性プランクトンを捕食するために上がってきているかもしれません。
猿は、ミネラル豊富な塩分を含んだ土がどの山にあるとか、犬は、散歩中に雑草を
捕食する(虫下し)します。
自然界の生き物は、何が体に足りないかを身を持って知っているのかもしれません。
ニワトリは、土を食べるし飼育している鳥には塩土(ペットショップで販売している
塩分を含んだ土)を食べさせるし
鯉も動物性プランクトンを求めているのかもしれません。
水道水だけで魚を飼育する事は、錦鯉や魚類には良くありません。
やはり地下水の方が、ミネラル分が多いので良いかもしれません。
ただし導電率は、低めの方が良いでしょう。
また地下水に含まれているミネラルだけでは、不足しているものもあるかもしれ
ません。
昔から、酒の産地、コイの産地と言われている場所には、それぞれに適した水
いわゆる最適なミネラルを含んだ水があるからだと思います。
以上のような事柄を話し最後に「今後は、いかなる水質データも取りそれに基づいて
考えていけば今以上の色、
艶の良いコイを飼育出来て且つ楽しむ事が出来るのではないかと思う。」と
話しドイツ人と再会を期し会話は終了しました。
以上色々書きましたが今後の錦鯉飼育に参考になれば幸いです。