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- 2021.08.06
- ドイツアクアリウム洋書で学んだ事-7
前回の水質の話で思い出した事があります。
私がタイに熱帯魚ファームを経営した時に感じたのはタイではアルカリ性の熱帯魚
しか養殖出来ていませんでした。
一方友人がいたインドネシアでは酸性の熱帯魚しか養殖されていませんでした。
タイのブリーダーはほとんどが地下水を利用していました。
地下水の平均値
pH 7.5
KH 3.0
GH 8.0
ほとんどが上記のような数値でした。
これではドイツのように「水づくり」をしないと到底酸性の熱帯魚はブリーディング
は出来ません。
多分インドネシアの地下水は地域にもよりますが、弱酸性の硬度の低い水だった
のでしょう。
しかし私が日本へ帰国する2008年頃には、弱アルカリ性のグッピーや
金魚なども盛んにブリーディングが行われ始めました。
インドネシアの人も「水づくり」を勉強されたのでしょう。
だがアルカリ性の硬度が高い水を弱酸性の水に変えることは非常に大変ですけど
弱酸性の水を弱アルカリ性の水の変えることは意外と簡単なのです。
日本の錦鯉の水づくりはどこまで進んでいるのでしょうか?
海外は研究されて着々と進化しているようです。