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2021.07.20
ドイツアクアリウム洋書で学んだ事-5

2019-12-4 (1)

環境が悪いので環境づくりに苦労したのでソフトもハードも発達したのでしょう。
だから40年前の段階で日本は10年以上飼育レベルが遅れていたと言われて
いました。
今現在でも10年以上遅れていると思います。
その理由は日本ではソフトに裏付けされたハード製品が余りにも少なすぎます。
これは熱帯魚、水草、金魚、海水魚、サンゴそして錦鯉業界でも少なすぎます。
そんな製品を販売したらソフトの無い飼育者は嫌になって業界から去っていきます。
「面倒だから」とか「すぐに病気になる」とか「水がすぐに汚れる」などです。

資源の無い日本がここまで経済大国になったのは勤勉な真面目な国民性だからと
思います。
しかし天然資源が豊富であればここまでの経済大国になり得たのか?

水に恵まれた日本。
日本全国軟水の水が豊富にある日本。
地下水が出れば養鯉場が出来ると考えている生産業者。
なぜ「この地下水の水で錦鯉飼育は大丈夫なのか?」
「紅白に適した地下水なのか?」
「墨は良く出る水なのか?」
こういった発想が出にくいのも日本の地下水は安全と言う神話に基づくものでしょう。
また地下水を水質検査会社に出しても飲み水にはOKとか鉄分が何mg/lとか
マグネシウムが何mg/lとかいう数値が示されるだけです。

錦鯉の系統も飼料も大事ですけど水質は更に重要な事柄です。
ここ最近私は日本の錦鯉業界の未来を心配するあまり過激な内容になる事
反省しています。
しかし系統の良い錦鯉は輸出されています、飼料も輸出されています。
日本の地下水より良質な地下水は世界中にあります。

また日本良い地下水を人工的に作る事は可能です。
現実的に中国で日本品質と変わらない「日本酒」が生産され海外へ多量に輸出
されているのが現実です。
そうです。
「水をつくっているのです」
設備とノウハウがあれば誰でも出来るのです。
実験、研究に時間は要しますが必ず出来ます。

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