NEWS&TOPICS
- 2021.11.19
- ドイツアクアリウム洋書で学んだ事-22
亜硝酸塩(NO²)
池の水に亜硝酸塩が多くなると呼吸が不規則になったり早くなったりします。
魚の体色は変わり特に眼球突出や皮膚粘膜の異常が起きます。
魚は貧血症となりひどい時には急死します。
血液のヘモグロビンが酸素では無く亜硝酸塩と結びつきやすいので細胞が
酸欠するのです。
亜硝酸塩が池の水に出るようなときはたいがい生物ろ過が出来ていない時です。
また薬剤を使用することによりバクテリアが死滅しても亜硝酸塩数値が上昇します。
対処方法は、1/3の水換えとバクテリアの使用そして4~5日間餌を切る事です。
いずれにしても「生物ろ材」の見直しが必要です。
お勧めは「バイオスポンジ」
そして「Bacto Power」の使用です。
たちどころに亜硝酸塩数値が下がります。
何故業界紙や用品メーカーは「病気治療」の事ばかりしているのか理解出来ません。
まずは「病気予防」の事を詳しく説明するのが先決ではないでしょうか?
水質を理解しなければ必ず病気になります。
せめて水質チェックをしましょう。
そうすれば「どうしてこんなにpHが下がるのだろう?」と疑問が出てきます。
そしてその答えを何とかして導き出せれば「生物ろ過」の重要性が見えてきます。
ただやみくもに酸素濃度を上げても根本的な事が出来ていなければ病気に
必ずなります。
これは基本中の基本です!
硝酸塩(NO³)
硝酸塩については定期的な水換えをしていればそんなに心配する必要はないと
考えます。
硝酸塩が蓄積すれば藻類の繁殖を助けることになりますので注意して下さい。
硝酸塩は藻類のエサと考えてください。
多量の硝酸塩はpH低下を招きますのでどんなに水が透明でも水換えはしてください。