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- 2021.07.02
- ドイツアクアリウム洋書で学んだ事-2
またドイツ人は魚を飼育する前に必ず飼育書を購入して勉強してから魚飼育を
スタートします。
その水槽サイズが1メートルクラスの200リットル容量の水槽からスタートします。
日本のように30cmや60cm水槽ではありません。
何故なら水量が多ければ水質をコントロールしやすいからです。
錦鯉生産者の池で良く密飼いされているのを見ることがありますが、これが
熱帯魚だったらすぐに病気になり死んでしまうだろうなと思います。
水質もアンモニア、亜硝酸塩数値危険レベルでも泳いでいることにびっくりした
経験があります。
これでは水質に無関心になるのも理解出来ます。
しかし「体型は水質で決まる」と品評会でポスター作製してブースに貼っていましたら
一部の業者に笑われました。
それで私も良く分からないことがありましたので「錦鯉の最適な水質環境は?」と
質問しましたら「こなれた水よ!」とだけ言われ唖然とすると共に理解しました。
「こなれた水の作り方は、どうすれば良いのか?」と言う質問をしたかったのですが
さすがに相手のプライドを考えて取りやめました。
これ以上書くと色んな方面からお叱りが来そうなのでこの辺で止めておきます。
話を少しドイツの話に戻します。
今でこそ水耕栽培は日本でも良くニュースなどで報道されていますが、オランダの
水草ファーム(熱帯魚用水草のみ)では40年前から行われていたそうで私も
確か34年前に水草ファームを訪問した時は水耕栽培にブレンドされた養分を
含んだ水を使用していましたしファーム内の湿度を保つために定期的に噴霧
されていました。
この時はタイマー制御でした。
その後訪れた際には湿度コントロールシステムにより湿度を管理していました。
また空気中の二酸化炭素濃度が低下したらそれをコントロールシステムも完備
されていました。
水銀灯もかなりレベルアップしたとファーム管理者は話していました。
オランダの観葉植物は世界各国に輸出されていましたのでこうした水草栽培現場
でも進化し続けていることに納得しました。