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2019.12.20
コーヒーブレイク-8

2019-12-4 (2)

お店で特に多い質問(酸性の魚とアルカリ性の魚の飼育について)を説明していきます。
熱帯魚は酸性、アルカリ性など錦鯉、金魚にはない飼い方をしないといけない魚がいます。
その中でももっとも多い質問は下記のものとなります。

「プラティーとネオンテトラ一緒に飼えますか?」
補足説明しておきますがプラティという魚は、弱アルカリ性で飼育します。
ネオンテトラは、弱酸性の水で飼育します。

私の答えは「一緒に飼うことは可能です。」と答えます。
「えーーっアルカリ性の魚と酸性の魚は一緒に飼えるんですか?」となるところですが。
通常水道水の水は弱アルカリ性なのが一般的です。
中にはそうでないところもあります。

お店ではネオンテトラを販売するにあたり水を弱酸性にしてお客様の購入を待っています。
ネオンテトラの水質は”弱酸性”なのです。
お店で水槽セットとプラティーネオンテトラを一緒に買ってきて急いでカルキ抜きした水でプラティー、ネオンテトラを一緒に飼い始めるとなぜかネオンテトラが死んでいく経験をした事はないでしょうか?

それは水がアルカリ性に傾いていてネオンテトラがもといた環境とは反対の水質で飼っているからなのです。
あわてて用意した新しい水にバクテリアの浄化も期待できない水で水質まで反対の環境では1週間も生きていればいいほうではないでしょうか?
アンモニア、亜硝酸塩数値が必ず上昇して弱アルカリ性の水によってネオンテトラの粘膜が剥がれていきます。
錦鯉にも通じる話ですね!

たまたまうまく飼えてしまっている方も大量の水換えで弱アルカリ性に水質が傾き、ネオンテトラが調子を崩しはじめであわてて薬を投入するが、病気ではないため直らず死んでいってしまう。
これが初心者を育てるために販売した水槽&生体セット販売の落とし穴なのです。
大量の水換えでバクテリアにもダメージを与えてしまいます。

これでは初心者を育てるどころか「俺には飼育は無理だな」となってしまいます。
今、流行りの小型水槽は片付けるのも簡単なのでせっかくの初心者を失う事となってしまいます。
そこで登場するのが近所の金魚、熱帯魚屋さんとなるわけです。
でもあなたは、どこまで顧客に説明できるかな?

大事なことは「水作り(バクテリアの繁殖を待つ)」を丁寧に説明する事が一番最初に説明すべき事柄で魚類の飼育の基本です。
「水作り」を説明して理解してもらわないと魚類の飼育は非常に難しい事になります。
魚の身になって顧客に優しくわかりやすい説明をしましょう!

English Summary
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