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2020.04.10
ケルプハイウェー(海藻の道)

2019-12-4 (3)

コロンブスがアメリカ大陸を発見する以前よりインディアンやインディオという民族が暮らしていました。
しかし彼らの祖先はどこから来たのだろうか?
そしてどのようにしてアメリカ大陸に到達出来たのか?

最近の研究で分かったことは「彼らとは縄文人」であったこと。
小舟で沿岸近くを航海してアメリカに到達出来たことが研究で明らかにされました。
そしてこの航海を助けたのが「ミネラルの存在」なのでした。

一般的にアフリカ大陸で進化した人類は、ユーラシア大陸を経て、最終氷期の後期(1万8000年前 – 1万5000年前)
にベーリング陸橋を渡り、厚い氷河に覆われた内陸部のアラスカ・カナダ・北アメリカを避け、太平洋沿岸
(現在は海中に没して海峡になっているが、当時の太平洋沿岸は氷河もなく水と食料の調達可能な緑豊かな陸地であった)
に沿って南下し、南北アメリカ大陸へ到達したものと考えられていあました。
マンモスやそれを追う人類がアジア大陸からアメリカ大陸へ移り住んだと言われていました。

しかし近年の研究により縄文人がカムチャッカ半島沿いからアラスカ南部を舟で渡ってきたという説が正しいと考えられるようになってきました。
即ち最初にアメリカ大陸に渡ったのは縄文人なのです。
それは最新のDNA研究の成果から得られたものだったのです。

そして縄文人が利用した航海ルートが「ケルプハイウェー」だったのです。
※ケルプとは、コンブ科に属する大きな海藻類をまとめて呼ぶ通称であるが、ダイビングの世界ではジャイアントケルプを
指します。
ジャイアントケルプは、長さ50~60メートルもあります。
ビル20階分の長さです。

ケルプハイウェー(海藻の道)
ケルプハイウェーというのはコンブなどの海藻が密生し浅瀬に森を形成しており魚や海生哺乳類が豊富な生態系が連なる海域のことで海藻の森には多くの魚や生き物が集まっていました。
また海藻は激しい波をやわらげ舟を守る役目もありました。

3万年前から2万5000年前の日本には、舟を操る海洋民がいたことがわかっています。
そうした集団が環太平洋地域を北上し米大陸に来たのかもしれないと考えるのは、理にかなった推論でしょう。
縄文人の通ったルートは、ケルプハイウェーと重なり海の幸を食料としながら未知の世界へ飛び出していったのです。

「生き物があるところにミネラル有り」
「ミネラルが無い場所には生き物はいない」と言えます。
太平洋のど真ん中にはミネラル分が少ないので植物プランクトン、動物プランクトンが少ない場所です。
従って小魚もエサとなるものが少ないので多くの魚はいません。
別名「青い砂漠」と呼ばれています。

「錦鯉飼育とミネラル」として簡単に分かりやすいように下記3つの例を出してみます。
1.都会で水道水を使用して錦鯉飼育
2.郊外で地下水を利用して錦鯉飼育
3.野池で錦鯉飼育
水に含まれるミネラル分は明らかに違います。
水道水が一番少なくて野池が一番多いですね!

ケルプハイウェーを形成する「海藻」の栄養分は「ミネラル」です。
大陸沿岸は山間部より雨や雪解け水などにより天然鉱物である岩や石や土を溶かしながら海に流れ込んでいきます。
また森林の根も地中深く張り岩や石や土を溶かしながらミネラル分を栄養として吸収してやがて落ち葉となりその後
地表面に生息するバクテリアにより分解されてミネラル分が海へと流れていきます。
ですからこういった地域の海は豊かで海の生き物を育てることが出来るのです。

野池から池上げされた錦鯉の色艶が2週間くらいで落ちていくのもミネラル分不足によります。
人工飼料だけで補うことが出来ないミネラルを「ミネラルプラス」を使用することにより可能となります。

English Summary
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