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- 2018.06.28
- エラの役割について-1
ある日営業で錦鯉生産業者さまをお邪魔した際に「突然死」について質問されました。
私の熱帯魚での経験に基づいてその際に「薬品濃度の間違い、度重なる薬品投与に
よるエラの損傷が主な原因と想像出来ます。
もちろん酸欠の可能性もあります。」とお答えしました。
ここでエラについて説明します。
まずはエラの役割は大きく分けて次の4つになります。
1.ガス交換
2.浸透圧調整
3.アンモニア排出
4.プランクトンネットの役割
1.ガス交換とは「呼吸器官」としての働きであり即ち呼吸をする事です。
錦鯉は泳ぎながら絶えず口とエラぶたを動かして呼吸しています。
その際に体内の二酸化炭素を排出して水の中に含まれている酸素を
取り込んでガス交換をしています。
その為に池の水には多くの酸素を含んだ水を絶えず供給させなければなりません。
この際にエサだけは口から食道に入るような仕組みになっています。