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- 2021.10.15
- ドイツアクアリウム洋書で学んだ事-17
pHとは何か?
私も未だに分かっているようで分かっていない部分がありますが、説明していきます。
魚類を飼育する上で最も重要なひとつです。
錦鯉飼育者誰しもpHと言う言葉を知っているし測定の方法もご存じだと思います。
だがpHとはいったい何なのでしょう?
pHを正しく知る事で「水を操れる」ようになります。
錦鯉飼育者もとても有意義な事であると思います。
日本ではドイツ語読みに「ペーハー」
英語を話す国民は「ピーエッチ」と呼んでいます。
pHとは水中の酸の量、より正確に言えば陽イオンである「水素イオン濃度」の事です。
その数値は0~14まであります。
pH7.0が中性、7.0以下が酸性7.0以上がアルカリ性となります。
pHを正しく理解するには水の化学を知らなければなりません。
私が一番苦手だった化学の話です。
水と言うものはごく僅かだがH²O→H⁺+OH⁻のように陰陽のイオンに分離する
性質があります。
pHを左右するのはこのイオンの活量なのです。
量イオンの積(総量と考えてください)は一定ですので片方が減れば片方が増えます。
(総量よりもコップ一杯の水と考える方が良いかも?)
従ってpH測定をする場合にはH⁺(水素イオン)を調べているのです。
OH⁻(水酸イオン)濃度は調べる必要が無いからです。
コップの中の水は一定ですから片方だけの水素イオンを測定すれば良い事になります。